肯定表現と否定表現を使い分ける

例文:当ネットショップでは、無料のラッピングサービスを行っていません。

上記の文の印象では、冷たい・ネガティブな印象を与えてしまう。
これでは、読者がページから離れてしやすくなる。
できるだけ否定表現を使わず、肯定表現で伝える。

修正:当ネットショップでは、有償でラッピングサービスを行っています。

否定表現ではなく、肯定表現で前向きに伝えることを心掛ける。

 

「~のように~ない」と表現しない

例文:この新型スマートフォンは、以前のスマートフォンのように通信が途切れない

上記の文の場合、この文の伝えたいことは「通信が途切れない」。
「~のように」入れると前文の「以前のスマートフォン」と同じものに印象与える。
その後に否定の「~ない」を入れてしまうと分かりにくくなってしまう。
わかりやすくするなら、同様表現と否定表現を同じ一文に入れないようにする。

修正:以前のスマートフォンでは通信が途切れることが多かったが、
   この新型スマートフォンは通信が途切れることはない。

 

否定文をあえて使うケース

例:この先は危険区域です。絶対に立ち入らないでください。

上記のように、注意・警告、禁止を伝える場合は効果的な使い方になる。

 

二重否定を使わない

例:商品は、3日以内に発送できないというわけではありません。

上記の文では、最初に「3日以内に発送できない」と否定した後に、
後文で「というわけではありません。」とさらに否定している為、
読んでいる側からすると「3日以内に発送できるのか、できないのか」わかりにくい。
一度否定したことを、後から否定してしまうと読者を混乱させる原因になる。
否定表現を使わない文に修正すると、

修正:当日の午前までにご注文いただけた場合、商品は3日以内に発送します。

条件を記載してから、肯定表現で言い切る文にするとわかりやすくする。

 

 

参考資料


著者:グリーゼ(福田多美子・坂田美知子・加藤由起子)
出版社:株式会社グリーゼ
発売日:2020/9/19
ページ:44~48

Follow me!

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました